第23回中国四国脳卒中研究会

会長挨拶

第23回中国四国脳卒中研究会 会長
伊達 勲
(岡山大学大学院 脳神経外科 教授)

第23回中国四国脳卒中研究会を2021年9月25日(土)に岡山大学大学院脳神経外科が主催し、岡山コンベンションセンターにて開催させていただきますことを大変光栄に存じます。本会は第30回NPO法人日本脳神経血管内治療学会中国四国地方会(会長 秋山恭彦島根大学脳神経外科教授)と同日開催となります。また例年と同様、前日には第35回中国四国脳腫瘍研究会(会長 黒﨑雅道鳥取大学脳神経外科教授)が開催されます。
本研究会は脳卒中に関する演題を発表いただき、脳神経内科、脳神経外科、脳卒中科、リハビリテーション科など多くの診療科の先生方で横断的な討論をいただく貴重な機会です。第30回NPO法人日本脳神経血管内治療学会中国四国地方会との共通プログラムをランチョン特別講演及び特別講演で準備しております。脳卒中研究会は特別講演を担当し、今回は北海道大学脳神経外科教授 藤村 幹先生に「もやもや病Update:診断ならびに外科治療の現状と課題」のご講演をいただくことになっております。もやもや病につきましては、近年、関連遺伝子の発見や、出血型についての新しい知見が得られており、本疾患研究の第一人者である藤村先生のお話をうかがえることは大変貴重な機会と存じます。また、もう一つの共通プログラムである血管内治療学会地方会のランチョン特別講演は、順天堂大学脳神経外科教授 大石英則先生に「フローダイバーター時代における脳動脈瘤治療の考え方」のご講演をいただきます。こちらも最近話題のテーマであり、参加の皆様にとってinformativeな内容が期待されます。さらに、脳卒中研究会単独の教育講演として岡山大学病院循環器内科准教授の赤木禎治先生に「潜因性脳梗塞に対する経皮的卵円孔開存閉鎖術」の講演をお願いしております。
皆様から28題の演題を応募いただきました。多くの興味ある演題を応募くださり深謝申し上げます。いただいた演題は7セッションに分類し発表いただきます。現地開催を予定しておりますが、コロナウイルス感染状況によっては、現地での発表が困難な場合や、研究会全体がオンデマンド開催となる可能性もあります。演題応募の先生方には恐縮でありますが、発表のバックアップ用として、全演題につきまして前もって録音した発表動画をお送りくださいますよう、ご協力をお願い申し上げます。
それでは9月25日に皆様に岡山でお会いできますことを楽しみにしております。

2021年8月吉日