第25回中国四国脳卒中研究会

会長挨拶

第25回中国四国脳卒中研究会 会長
國枝 武治
(愛媛大学大学院医学系研究科 脳神経外科学 教授)
この度、第25回中国四国脳卒中研究会を、2023年9月2日(土)に松山市リジェール松山において開催させていただくこととなりました。
脳卒中全般にわたる重要な本会開催を愛媛大学脳神経外科学教室がお引き受けしますこと、さらには田川雅彦会長の日本脳神経血管内治療学会中国四国地方会と同日開催できますこと、大変光栄に存じております。
過去3年にわたって何回も感染の拡大と沈静を繰り返したCOVID-19の影響で、学会や研究会の開催形態も大きな変革を強いられました。その間に感染対策は十分に周知され、オンラインを中心とした開催も多く経験することで、その利点だけでなく、欠点も十分に認識されるようになってきたものと存じます。情報の伝達は容易で迅速になった一方で、まだ不確実だが新鮮な情報のやり取り、真に双方向性のある議論には限界があることがよくわかりました。
これからの学会・研究会には、確立された内容だけではなく、会員相互の経験・知識の交流から、診療・研究の促進に寄与する成果が導かれる過程をお手伝いできる場が求められていると感じております。
このため、今回は現地開催のみとすることにいたしました。中国四国地域で活躍されている皆様の診療科をこえた交流と、明日からの脳卒中診療に役立てるような機会になれば、幸いに存じます。是非、奮って演題応募を頂き、松山において熱い議論を交わしていただきますよう、ご指導・ご支援の程よろしくお願い申し上げます。