第33回NPO法人日本脳神経血管内治療学会中国四国地方会

会長挨拶

第33回NPO法人日本脳神経血管内治療学会中国四国地方会
会長 堀江 信貴
広島大学大学院医系科学研究科 脳神経外科学

 第33回NPO法人日本脳神経血管内治療学会中国四国地方会を2024年9月21日(土)に愛媛県県民文化会館にて開催する運びとなりました。本学術集会を広島大学脳神経外科学教室が主宰させていただくこと大変光栄に存じます。例年通り、第26回中国四国脳卒中研究会(愛媛大学 脳神経内科・老年医学講座 大八木保政教授)との併催となります。

 現在、脳血管障害に対する脳血管内手術はデバイスの進歩、スキルや経験値の向上により治療成績が年々向上しており、この流れは今後も続いていくと予想されます。脳血管内手術における一番の特徴は低侵襲性でありますが、治療法選択において患者さんからの希望だけが独り歩きすることなく、直達手術との共闘、時にはハイブリッド手術が今後ますます重要視されるべきであると確信しています。また、この分野の発展には日本から世界に向けた情報発信も欠かせません。脳血管内手術におけるテクニック、ベイルアウトなどの発表はもちろん大事ではありますが、臨床研究を計画しアカデミックワークを推進していくことも求められます。

 さて本学術集会では順天堂大学脳神経外科教授 石井 暁先生をお迎えし、脳動脈瘤に対するフローダイバーター治療というテーマで、またスポンサードセミナーでは中四国における新進気鋭の先生方から新規のデバイスやトピックスについてご講演を賜ります。

 愛媛県松山市での開催ですが会場は道後温泉よりに位置しておりますので学会の合間に観光なども楽しんでいただけるのではないでしょうか。皆様のご参加を教室員一同、心よりお待ちしております。

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