第73回日本輸血・細胞治療学会学術総会

総会長挨拶

第73回日本輸血・細胞治療学会学術総会
総会長:豊嶋 崇徳
(北海道大学 血液内科・検査輸血部)
 このたび第73回日本輸血・細胞治療学会学術総会を北海道、札幌で開催いたします。札幌開催は1973年(第21回、北大第一外科葛西洋一会長)、1992年(第40回、北海道赤十字血液センター関口定美会長)、2004年(第52回、同センター池田久實会長)、2020年(第68回、北海道ブロック血液センター紀野修一会長)に続き5回目の開催となります。忘れもしない2020年5月、新型コロナの第一波が日本を襲い、第68回総会開始直前に「全面中止、誌上開催」の苦渋の判断となりました。その後、本学術総会はハイブリッド集会へと変貌を遂げました。これは現地参加が困難な会員も気軽に参加できるメリットをもたらしました。一方で、現地参加者減少に伴い、一般演題数も減少しました。学会に現地参加するメリットは、演者の表情、聴衆の反応を直に見て、現場の熱量、インパクトを五感で感じ、生き生きとした情報を得ることができ、考察力も深まります。さらに、人と会う、話す、笑う、大きな人の繋がりが形成され、元気をもらい、それがひいてはよりよい医療へとつながります。学術集会はこのような臨場感あふれる場であって欲しいとの思いを込めて、今回テーマを「Meet in Hokkaido!」としました。最後になりましたが、ぜひポスターにもご注目下さい。私の先輩が撮影した北海道の風景写真を、私の後輩が編集した、美しい手作りの作品です。第73回学術総会を会員や関係者の方々皆様の力で、盛り上げて頂きますよう宜しくお願いいたします。悔しい思いをした2020年の札幌での第68回学術総会のリベンジです!