第79回手術手技研究会

ご挨拶

第79回手術手技研究会
当番世話人 竹政 伊知朗
大阪国際メディカル&サイエンスセンター 消化器外科

 この度、第79回手術手技研究会を2025年11月7日(金)、8日(土)の2日間にわたり、コングレスクエア大阪中之島、大阪大学中之島センターにて開催する運びとなりました。伝統ある研究会を主催させていただくことを大変光栄に思うとともに、ご支援くださる皆様に心より感謝申し上げます。

 2025年は大阪・関西万博が開催され、世界中から最先端の技術や知見が大阪に集まる特別な年です。本研究会の会場であるコングレスクエア大阪中之島は、未来医療産業化国際拠点「Nakanoshima Qross」内に位置し、複数の医療機関や企業が集積する場でもあります。Nakanoshima Qrossは万博のサブパビリオンとしても活用される予定であり、医学・医療分野においても、MedTechや再生医療などの技術革新が加速すると期待されています。

 本研究会は、手術手技の向上と知識共有を目的とし、手術の安全性や精度の向上に寄与してきました。また、最新の手術方法や革新的な医療技術の導入について議論する場として、エビデンスに基づく最適な治療法の確立にも貢献してまいりました。手術は「サイエンス」としての基盤を持ちつつ、経験と知識の蓄積によって進化を続ける一方で、外科医の感性や創造性が重要な役割を果たす「アート」でもあります。そこで、本研究会のテーマを「手術のアートとサイエンスー次世代への伝承―」といたしました。低侵襲手術が日本に導入されて30年以上が経過し、ロボット支援手術の保険適用拡大とともに適応が飛躍的に広がる中、外科医には最新機器の特性を理解し、それに対応したスキルを習得することが求められています。そのためには、手術手技の本質を次世代に継承することが不可欠です。近年、シミュレーション技術や遠隔指導、AIなどを活用した新たな教育手法が導入され、外科医の育成は大きく変革しています。技術継承は単なる知識の伝達にとどまらず、倫理観や責任感を伴うものでなければなりません。

 本研究会では、「手術のアート」と「手術のサイエンス」を次世代へどのように伝えていくべきか、多角的な視点から議論を深める場としたいと考えております。本研究会が、参加される皆様にとって有意義な学びの場となり、日々の診療や研究の一助となることを願っております。

 スタッフ一同、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

第79回手術手技研究会
当番世話人 竹政 伊知朗
大阪国際メディカル&サイエンスセンター 消化器外科

 この度、第79回手術手技研究会を2025年11月7日(金)、8日(土)の2日間にわたり、コングレスクエア大阪中之島、大阪大学中之島センターにて開催する運びとなりました。伝統ある研究会を主催させていただくことを大変光栄に思うとともに、ご支援くださる皆様に心より感謝申し上げます。

 2025年は大阪・関西万博が開催され、世界中から最先端の技術や知見が大阪に集まる特別な年です。本研究会の会場であるコングレスクエア大阪中之島は、未来医療産業化国際拠点「Nakanoshima Qross」内に位置し、複数の医療機関や企業が集積する場でもあります。Nakanoshima Qrossは万博のサブパビリオンとしても活用される予定であり、医学・医療分野においても、MedTechや再生医療などの技術革新が加速すると期待されています。

 本研究会は、手術手技の向上と知識共有を目的とし、手術の安全性や精度の向上に寄与してきました。また、最新の手術方法や革新的な医療技術の導入について議論する場として、エビデンスに基づく最適な治療法の確立にも貢献してまいりました。手術は「サイエンス」としての基盤を持ちつつ、経験と知識の蓄積によって進化を続ける一方で、外科医の感性や創造性が重要な役割を果たす「アート」でもあります。そこで、本研究会のテーマを「手術のアートとサイエンスー次世代への伝承―」といたしました。低侵襲手術が日本に導入されて30年以上が経過し、ロボット支援手術の保険適用拡大とともに適応が飛躍的に広がる中、外科医には最新機器の特性を理解し、それに対応したスキルを習得することが求められています。そのためには、手術手技の本質を次世代に継承することが不可欠です。近年、シミュレーション技術や遠隔指導、AIなどを活用した新たな教育手法が導入され、外科医の育成は大きく変革しています。技術継承は単なる知識の伝達にとどまらず、倫理観や責任感を伴うものでなければなりません。

 本研究会では、「手術のアート」と「手術のサイエンス」を次世代へどのように伝えていくべきか、多角的な視点から議論を深める場としたいと考えております。本研究会が、参加される皆様にとって有意義な学びの場となり、日々の診療や研究の一助となることを願っております。

 スタッフ一同、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

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