第2回 せとうち臨床遺伝研究会

ご挨拶

第2回 せとうち臨床遺伝研究会の開催にあたりまして

第2回 せとうち臨床遺伝研究会
当番世話人:上岡 寛
(岡山大学 学術研究院医歯薬学域 歯科矯正学分野 教授)
 2022年4月10日(日)に第2回 せとうち臨床遺伝研究会を倉敷市芸文館「アイシアター」で開催させていただきます。本研究会を担当させて頂きますことを皆さまに深く感謝いたしますとともに大変光栄に存じております。本研究会を開催するにあたりご挨拶をさせて頂きます。

 2019年にがんゲノム医療が保険診療に認められ、近年のゲノム医療・遺伝子診療は、これまでの先人達が切り開いてきた道を大きく広げる転換点に立っていると思います。このような転換期に岡山大学病院では、2020年2月に臨床遺伝子医療学分野 平沢晃教授のご尽力でせとうち臨床遺伝研究会を立上げることができました。その後、当研究会のNPO法人化を経て、第2回を私共にバトンを渡して頂きましたことは、この臨床遺伝研究会が社会的使命の下、医科・歯科の連携をもって邁進していかなければならないとの強いメッセージを頂いたものと心が引き締まる思いです。

 このような背景のもと、第2回のテーマは、「ゲノムを紐解き、心を結ぶ遺伝カウンセリング」とさせて頂きました。もちろん、私共に与えられた使命はゲノムを解明することを主としたことになりますが、その過程を経て、患者さんと我々はもちろんのこと、ゲノム医療・遺伝子診療に関わる様々な職種の皆さま同士もひとつに結ばれることを願って開催の準備をさせて頂きます。

 開催は、ポスターに掲載しておりますように倉敷市で行います。コロナ禍のために、皆さまとご一緒に倉敷の街並みを堪能することは叶いませんが、これを機会に是非とも江戸、明治、大正、昭和の建物が建ち並ぶ歴史の街、倉敷美観地区にも立ち寄って頂き、散策されることを願っております。それでは、晴れの国、歴史の国、岡山で皆さまにお会いできることを心より願っております。