第30回日本病院総合診療医学会学術総会

会長挨拶

第30回日本病院総合診療医学会学術総会
会 長:伊藤 公訓
(広島大学病院 総合内科・総合診療科)
 この度、第30回日本病院総合診療医学会学術総会の大会長を拝命いたしました伊藤公訓です。2025年2月22日(土)、23日(日)、24日(祝)の3日間、広島市の国際会議場にて学術総会を開催いたします。
 医療を取り巻く社会変化は凄まじく、総合診療医への期待はとても大きいものがあります。社会貢献に資する総合診療医の育成は急務であり、我が国の未来を支えるための最重要課題です。これまで日本病院総合診療医学会は、我が国の総合医育成に大きな貢献をしてきました。ただその一方で、日本専門医機構が定める19の基本領域のうち、総合診療専門医は基幹となるべき学会を持たない唯一の領域であることも忘れてはなりません。
 今回の学術集会は、総合医育成に寄与しているもう一つの学会(日本プライマリ・ケア連合学会)の冬季セミナーとの共同開催という形式で開催することとなりました。お互いの学会は、目指すものは多少違えども総合医育成に果たすべき役割は同じです。両学会に所属している若手会員も多いことでしょう。お互いを理解し、共通の目標に向かって前進するため、本学術総会がその一助になることを願っています。本学術集会のテーマは「共に進もう、総診はひとつ」です。最終日(3日目)には、両学会による合同セッションを企画しています。2日目終了後には、両学会の若手が主催する合同懇親会も企画しています。ぜひ多くの会員にご参加いただきたいと思います。
 さらに、今回の学術総会は日本病院総合診療医学会にとって第30回という節目の回になります。初日には学会が主催する記念行事が企画されています。こちらについては、これまで日本病院総合診療医学会の発展に尽力されてきた多くの先生方や、本学会の未来を支えてくれる多くの若手会員にご参加いただきたいと思います。
 当番校である広島大学ならびに関連団体が総力を上げてみなさまをお出迎えいたします。皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げております。
令和6年9月