第41回日本救急医学会中国四国地方会

会長挨拶

第41回日本救急医学会中国四国地方会
会 長:渡部 広明
(島根大学医学部 Acute Care Surgery講座 教授)
 この度、第41回日本救急医学会中国四国地方会を、2025年5月30日(金)・31日(土)に島根県出雲市のビッグハート出雲にて開催する運びとなりました。本学術集会の開催にあたり、日頃より皆様から賜っているご支援とご厚情に、心より御礼申し上げます。
 本学術集会のメインテーマは、
「多職種連携で守り育てる地域の救急医療 ~10年先を見据えた地域の救急医療の形を考えよう~」
といたしました。
 現在、日本の救急医療は多くの課題を抱えています。高齢者救急の急増、搬送困難事例、救急医療の逼迫、救急の出口問題、人口減少、救急医療の担い手不足など、挙げればきりがありません。今後、高齢化の進行とともに、救急医療や搬送のニーズも大きく変化すると考えられます。こうした救急医療の転換期において、10年後の中国四国地方の救急医療の在り方を改めて見つめ直し、予想される課題にどのように立ち向かうべきかを議論することは、極めて重要であると考えました。
 また、医療ニーズの変化や高度先進医療の導入に伴い、医師だけでは救えない命が増えてくることが予想されます。こうした時代の変化に対応するためには、「他職種が連携して守り育てる救急医療」という視点が不可欠です。
 そこで、本学術集会では、地方における救急医療の課題を洗い出し、その解決策を検討する機会としたいと考えています。医師、看護師、その他の医療職種、救急隊、行政など、救急医療に関わるさまざまな職種の立場から「10年先を見据えた救急医療の未来」について議論し、将来の中国四国地方の救急医療を支える人材を育成するために、今、我々に何ができるのかを建設的に考える場としたいと思います。
 ぜひ多くの皆様に、神話の地・出雲にお越しいただき、10年先の輝かしい救急医療の未来像をともに描く、有意義な学術集会となることを願っております。