会長挨拶
日本心臓リハビリテーション学会第12回中国支部地方会
会 長:太田 哲郎
(松江市立病院 副院長 循環器内科)
会 長:太田 哲郎
(松江市立病院 副院長 循環器内科)
本学術集会のテーマは、「先手を打つ・Lifeに寄り添う」です。 近年、心不全診療は「治療」だけでなく、「予防」から「人生に寄り添う支援」までを視野に入れた包括的疾病管理へと大きく進化しています。日本循環器学会の最新ガイドラインにおいても、心臓リハビリテーションは心不全 Stage AからStage Dまで切れ目なく実践すべき包括的治療として位置づけられています。
本地方会では、Stage A・Bでは「先手を打つ」予防と早期介入、Stage B・Cでは患者さん一人ひとりの「Life(生命・生活・人生)」に寄り添う支援という視点から、多職種で心臓リハビリテーションの役割と未来について考える場にしたいと考えております。
会長企画では、「心不全専門医の視点から地域の心不全診療における心臓リハビリテーションの役割」をテーマとした特別講演に加え、「心肺運動負荷試験(CPX)の実際と実臨床での活用」をライブデモンストレーションと症例検討を交えてご紹介いたします。また、同時開催される日本循環器学会中国地方会とのジョイントセッションでは、「心不全ステージごとの心臓リハビリテーションの役割と今後の展望―心不全治療医と心臓リハビリテーション、それぞれの立場から―」を企画しております。そのほか、メディカルスタッフセッションや共催セミナーなど、多職種がともに学び、議論できるプログラムを予定しております。
本地方会では、未来の循環器医療を担う医学部生・医療系学生、初期研修医の皆様の参加も広く歓迎いたします。心臓リハビリテーションや包括的疾病管理について、基礎から実践まで幅広く学べる貴重な機会です。Life(生命)を守り、その人らしいLife(人生・生活)を支えるために、教科書だけでは得られない臨床の醍醐味や多職種が協働する現場の魅力を体感し、新たな学びや出会いにつながることを期待しております。
開催地である松江市は、「水の都」と称される風情豊かな城下町です。国宝松江城や宍道湖の夕景など、美しい自然と歴史・文化に恵まれ、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』の舞台としても注目を集めています。学術交流とともに、松江ならではの魅力もぜひご堪能ください。
本地方会が、医師、理学療法士、作業療法士、看護師、臨床検査技師、薬剤師、管理栄養士、公認心理師など、多職種の皆様にとって新たな知見と交流を深め、明日からの診療・支援につながる実りある学びの場となることを願っております。
多くの皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げております。
