会長挨拶
「未来への礎―若手医師の活躍と未来の乳腺医療のための一歩」
第30回日本乳腺疾患研究会 会長
福間 英祐(亀田総合病院 乳腺科)
第30回日本乳腺疾患研究会 会長
福間 英祐(亀田総合病院 乳腺科)
このたび2024年2月16日(金),17日(土)に第30回日本乳腺疾患研究会を対面形式で開催させていただくことになりました。長い歴史をもつ本会の当番世話人をさせていただくこと,世話人の先生方をはじめ会員の皆様に深く感謝いたします。2月の晴天時には富士山を眺望することができる千葉県木更津市ホテル三日月で開催させていただきます。
歴代の当番世話人の先生方が企画されてきた主題は,時代に即しかつ先取りしてきたものでした。また,症例報告での臨床経験豊富な先生方の質疑は若い医師のみならずベテラン医師にとっても多くの気づきの場を提供してきました。それを踏まえて,本会の主題は“未来への礎”とさせていただきました。未来の乳癌診療を変えていくだろういくつかの芽が育ってきています。世界に先駆けて行われている非切除乳癌治療,積極的なサーベイランスで発見されるオリゴメタスターシス発見への試みなどがあげられます。本会では,シンポジウム,ランチョン,イブニングセミナーではそれらの芽をについてご講演いただくとともに,将来の芽になるような演題のご応募をお待ちしています。また、日常診療で経験された症例報告および乳腺に関連した基礎研究や臨床研究も広く募集しております。研修医や医学生など若手の先生方のご発表も歓迎いたします。ホテル三日月での本会は,多くの先生方にお泊りいただけると思います。経験豊富な医師と若手医師の交流の場を通すことが,未来の礎になることを祈念しています。木更津という皆様には聞きなれない地での開催ですが,羽田からはアクセスも良好です。奮ってご参加いただけますようお願い申し上げます。