第129回日本循環器学会中国地方会

第129回日本循環器学会中国地方会

会長挨拶

第129回日本循環器学会中国地方会
会長 山﨑 和裕
島根大学医学部 循環器外科学

第129回日本循環器学会中国地方会
会長 山﨑 和裕
島根大学医学部 循環器外科学

このたび、第129回日本循環器学会中国地方会を、島根大学医学部循環器外科学講座の主催により、2026年11月14日、松江市において開催させていただく運びとなりました。中国地方における循環器診療・研究・教育を担ってこられた諸先生方をお迎えし、本地方会を開催できますことを、大変光栄に存じます。

本来であれば、本地方会は、長年にわたり島根大学医学部内科学第四講座を率い、中国地方のみならず我が国の循環器診療の発展に多大なご貢献をされてきた田邊一明教授に主宰いただくべき会でございました。しかしながら、このたびご退官を迎えられたことにより、僭越ながら山崎が本会の運営を担当させていただくこととなりました。歴史と伝統を有する日本循環器学会中国地方会の責任の重さを強く感じるとともに、田邊教授が築き上げてこられた歩みを受け継ぎつつ、新たな時代へとつながる地方会となるよう、鋭意準備を進めております。

本地方会では、「これまでとこれからの循環器診療」に注目したいと考えております。そこで、長年にわたり島根大学における循環器内科学を担われ、地域医療、若手育成、学術研究のいずれにおいても大きな足跡を残されてきた田邊一明教授と、その志を引き継ぎ、新たに同講座をご担当される中村一文教授にご登壇いただく予定です。これまで築かれてきた循環器診療の歩みを振り返るとともに、現在直面している課題、そして今後の展望について語っていただきたいと考えております。

さらに、少子高齢化、医師偏在、医療資源の制約など、地域医療が直面する現状を改めて共有し、今後どのような形で循環器診療を発展させていくべきかについて、会員の皆様と共に考える場としたいと存じます。日々の診療に追われる中、一度立ち止まり現状を見つめ直し、次なる一歩を踏み出す機会としていただければ幸いです。

また、本地方会の開催時期は、出雲地方において全国の神々が集うと伝えられる「神在月」に重なります。神話と歴史が息づくこの地・松江に、中国地方各地から循環器診療に携わる先生方が一堂に会し、学術的にも人的にもつながりを深め、活発で建設的な討議が行われることを心より願っております。加えて、本会では学術的プログラムのみならず、秋を迎えた島根県の自然、歴史、文化を感じていただけるような企画も準備しております。ご移動にご不便をおかけする点もあろうかと存じますが、限られた時間の中で、少しでも地方で医療に携わる魅力や地域の持つ力を感じていただけましたら幸いです。

本地方会が、参加される皆様にとって実り多く、記憶に残る一日となり、今後の循環器診療のさらなる発展につながる契機となることを願い、謹んでご挨拶とさせていただきます。

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