第130回日本循環器学会中国・四国合同地方会

会長挨拶

第130回日本循環器学会中国・四国合同地方会の開催にあたって

第130回日本循環器学会中国・四国合同地方会
会長 秦 広樹
徳島大学医学部 心臓血管外科

第130回日本循環器学会中国・四国合同地方会
会長 秦 広樹
徳島大学医学部 心臓血管外科

 この度、第130回日本循環器学会中国・四国合同地方会を、2027年6月12-13日に、徳島市・あわぎんホールにて開催させて頂くこととなりました。これまで本合同地方会は中国・四国地域の循環器医療を牽引し、内科・外科双方における循環器領域での新たな知見の発表や情報交換の場として大きな役割を果たしてきました。このような伝統ある合同地方会を担当させて頂けますことを大変光栄に存じますとともに、会員の皆様ならびに関係者の方々のお力添えに対し心より感謝申し上げます。

 さて、循環器診療は今まさに大きな変革の時代を迎えています。超高齢社会の進展に伴い、心不全、弁膜症、不整脈などの循環器疾患罹患者数は増加の一途をたどる一方で、診断・治療技術は目覚ましい進歩を遂げています。TAVIや経カテーテル弁膜症治療、パルスフィールドアブレーション、リードレスペースメーカー、左心耳閉鎖デバイス、補助循環装置、さらにはロボット支援手術など、新たなデバイスや低侵襲治療の発展は、循環器内科と心臓血管外科の診療を大きく変えつつあります。また、これらの新しい医療技術やAI技術を適切に活用してその恩恵をより多くの患者さんへ届けるためには、両診療科のみならず、多職種が一体となった「ハートチーム」としての連携がこれまで以上に重要となっています。こうした最近のトレンドについて各方面で議論を深めて頂きたいとの思いを込めて、今回のテーマを「進化するデバイス、進化する医療」とさせて頂きました。本学会を機に年代や施設、職種を超えた交流が始まり、その関係性が今後も持続されれば大会長としてこの上ない喜びです。

 今回の合同地方会では、例年と同様の若手研究者、学生・初期研修医、メディカルスタッフ、それぞれを対象とした奨励賞セッションや各種教育的企画に加え、医師の地域偏在や人口減少地域での診療、医療資源不足、若手教育など中国・四国地域が抱える課題の解決に向けた方策を論じるセッションも企画していきます。また、第1会場はWEB配信も行うハイブリッド開催とします。

 本地方会で最新の研究成果や臨床経験を共有し、活発な討論を通じて、新たな知見や地域医療の課題解決につながる議論が深まることを期待しております。また、医学生や若い先生方にとっても、新しい技術や研究に触れ、多くの先生方との交流を通じて次世代の循環器医療を担う契機となれば幸いです。徳島の地で皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。

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