第70回神奈川県医学検査学会

学会長挨拶

第70回神奈川県医学検査学会 開催のご挨拶

第70回神奈川県医学検査学会
学会長 冨樫 克巳
(宮川病院臨床検査科技師長)

 第70回神奈川県医学検査学会の開催にあたり、ご挨拶を申し上げます。

 さて、本学会は川崎地区が担当し、桐蔭横浜大学にご協力頂き開催をする予定で進めておりましたが、未だ新型コロナウイルス感染症の終息が見込めない状況であるため、前年度同様、令和3年12月28日(火)から令和4年1月10日(月)までオンライン学会として開催することとなりました。

 本学会のテーマは「好機到来~臨床検査技師が描く未来予想図~」といたしました。昨年4月7日、当時の安倍首相が会見において、医師・看護師・看護助手などとともに、臨床検査技師に対し、敬意を表したいとの発言がございました。初めて、日本の首相に「臨床検査技師」と正式な名称で呼ばれ、大変誇らしいことと実感するとともに、身の引き締まる思いをいたしました。未だ、大変な時期が続くご時世ではございますが、ここを好機として捉え、臨床検査技師という職業を世間に広く認識していただくためにも、皆様のより一層の活躍が求められます。臨床検査技師が個人として、組織として現状をどのように認識し、どのような未来を描いていくのかを思い本テーマにいたしました。

 本学会は、基調講演として川崎市健康安全研究所 所長の岡部信彦先生に、特別講演として桐蔭横浜大学 学部長 教授で元当会会長の米坂知昭先生に、市民公開講演を宮川病院内科部長の宮川めぐみ先生にそれぞれご講演頂きます。例年、盛況であります各研究班主催のシンポジウムや企画委員会、STI予防啓発委員会による企画もございます。また、本学会では初の試みとしてベテラン技師が教える若手技師のための「初級者講習会」も行います。

 この様に様々な企画をご用意しております。是非とも、会員皆様には多数のご参加をよろしくお願い申し上げます。

 最後に、本学会開催にあたり、多大なるご支援ご協力を賜りました片川一之会長、大谷知広実行委員長をはじめ実行委員、各研究班委員ならびに賛助会員の皆様には心より感謝を申し上げます。