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第61回日本手術看護学会中国地区

大会長あいさつ

「第61回日本手術看護学会中国地区開催にあたって」
 この度、第61回日本手術看護学会中国地区を『語ろう周術期看護~変化すること 守っていくこと~』を学会テーマに、令和6年7月6日(土)から広島で現地開催することとなりました。今回は2019年山口開催以来の5年ぶりの現地開催出来ますことは、大変光栄で、関係者の皆様には心より感謝申し上げます。
 目まぐるしく変化する社会の中で、手術医療も急激な進歩を遂げています。そんな中私達手術室看護師の役割である、安全、安心な医療の提供することは、変わることのないテーマではないでしょうか。今なすべき、安心、安全な手術看護とは何なのか、変わらない想い、そして変わっていく知識、技術を融合させ、今しかできない看護を追求していきたい、そんな思いでテーマを決めました。
 また、人々が病気や障害をもっても最期まで望むところで暮らし続けることができる地域包括システムづくりが進められる中、地域で暮らす方々の生活を見据えた手術室看護師だからできることを考え、患者に寄り添う手術看護について語りながら、皆様と意見交換ができれば私たち手術室看護師のやりがいにもつながると考えました。
 今回の中国地区学会では、「手術看護を語る」をテーマに鳥取大学医学部付属病院 副病院長 森田理恵様にご講演をいただき、シンポジウムでは「生活者としての手術看護を考える」として、理学療法士、訪問看護師、病棟看護師、手術室看護師の方々4名をシンポジストにお迎えし、手術患者の思い、現状を語っていただきます。
 先生がたのご経験を踏まえた貴重なお話を聞かせていただき、これからの手術看護の在り方の意見交換の場となればと思っております。
 研究発表では口演6題、示説5題を予定しております。前回同様に、茨城キリスト教大学 看護学部看護学科教授 中村裕美先生に講評を頂きます。現地開催でしかできない、研究発表者との意見交換や、質問など皆様と活発に行えることを大変楽しみにしております。そして、広島国際会議場での開催とオンデマンドでの視聴も可能にし何度でも繰り返し見ることも可能です。
 皆様にとって有意義で実りある中国地区大会となりますよう、中国地区役員一同、総力を挙げて取り組んでまいりますので、多くの方の参加を心よりお待ちしております。
第61回日本手術看護学会中国地区
大会長 山本 亜紀子
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