第74回中国四国小児科学会 in KOCHI

会長挨拶

第74回中国四国小児科学会
会 長:藤枝 幹也(高知大学医学部 小児思春期医学 教授)
 この度、2022年10月29日(土)・30日(日)に高知城ホール(高知市)において、第74回中国四国小児科学会を開催させていただきます。私にとり2014年以来の2回目の開催となる光栄であります。本学会のテーマを「災禍を防ぎ・乗り越えて、子どもたちが輝く未来のために」としました。近年の状況は、子どもたちにとり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックに襲われ、また、相変わらず虐待という災禍が続いております。さらに、ウクライナではロシア侵攻という最大の災禍が起こっております。こういった背景のもとにテーマを決めました。子どもたちの代弁者になり、全ての子どもたちが輝ける世界を築くことが小児科医および小児医療に携わる者の使命と考えます。
 今年こそは現地開催として、対面で皆様方にお目にかかり語り合うことを第一目標にしましたが、COVID-19の動向がみえませんので、ハイブリッド形式で開催させていただきます。例年同様、一般演題、教育講演、特別講演を予定しておりますので、皆様からの多数のご応募をお願い申し上げます。教育講演と特別講演として、感染管理(山岸由佳先生:高知大学臨床感染症学)、医療倫理(中野貴司先生:川崎医科大学小児科学)、レニン・アンギオテンシン系について(漆原真樹先生:徳島大学小児科学分野)および、COVID-19とアレルギーについて(松本健治先生:成育医療センター免疫アレルギー・感染研究部)と虐待防止に関して(木下あゆみ先生:四国子供と大人の医療センター小児アレルギー内科)を予定しております。現地、ご自宅・勤務先からご参加いただき、未来を担う子どもたちのために熱いディスカッションが行われることを希望します。
 会場の高知城ホールは、高知城のすぐ北に位置しており、学会の合間をぬって高知城天守閣に登って殿様気分を味わっていただき、高知城歴史博物館で高知(土佐)の歴史に触れてください。車で半時間ほど南に向かいますと桂浜があり、竜馬さんにお目にかかれます。さらにお時間のある方は仁淀ブルーと称される清流仁淀川や、四万十川周辺にも足を運んでください。そして、高知市内で一番のんべーが集まるフードコートの「ひろめ市場」でカツオなど海の幸さらに、川の幸、山の幸をご堪能ください。
 皆様は、小児医療充実のためにご尽力され心身共に疲れていらっしゃると思いますので、可能な限り、ご来高いただきリフレッシュしてください。
 教室員一同、秋の土佐路で皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。