大会長挨拶
この度、第18回日本不安症学会学術大会を2026年5月30日(土)・31日(日)の2日間にわたり、東京国際交流館プラザ平成にて開催することになりました。ここに、ご挨拶を申し上げます。
東邦大学で主催させていただくのは、2011年に第3回の学術大会時に坪井康次先生が大会長をされて以来、2回目になります。当時、私は事務局として参加をしておりましたが、10年以上の時間が経ち、不安症の広まり、この学会の活動性の高まりを実感しております。
今回の大会テーマは、「不安と身体の相互作用」とさせていただきました。私は心療内科の立場で不安症に接している関係で、身体症状が主体にした不安の患者さんに接する機会が多く、不安と動悸、不安とめまい、不安と頭痛などの関係に興味をもっておりました。不安を身体症状の関係性を解き明かすきっかけになるべくプログラムを組む所存でおります。
不安症は、うつ病と比べて注目度が低い傾向にありますが、最新の研究報告などを発信し、不安の啓発にもつながっていくこともこの大会の狙いにしたいと思います。
学術大会へのご参加をお願いするとともに、お近くの先生方、または周囲の先生方にお声かけいただければ幸いです。
第18回日本不安症学会学術大会
大会長 端詰 勝敬
東邦大学医学部心身医学講座 教授