第35回日本乳癌画像研究会

当番世話人挨拶



第35回日本乳癌画像研究会 当番世話人

白岩 美咲 
(独立行政法人国立病院機構 姫路医療センター 放射線診断科)

このたび、第35回乳癌画像研究会を2026年2月14日(土)・15日(日)の2日間、兵庫県姫路市「アクリエひめじ」にて開催させていただく運びとなりました。開催にあたり、一言ご挨拶申し上げます。

今回のテーマは、「『わからない』から始まる学びと楽しみ」です。
乳癌画像診断の現場では、私たちは日々“わからない”ことに直面します。それは診断の難しさであったり、知識の限界であったり、あるいは曖昧な所見への戸惑いかもしれません。しかし、そうした「わからない」に立ち止まり、考え、誰かと語り合う中で、少しずつ「わかってくる」感覚を得られる——この体験こそが、学びの楽しさであり、次の一歩を踏み出すための大きな原動力になるのではないでしょうか。
そしてこの「わからない」は、初心者だけのものではありません。キャリアの浅い方には臨床での判断に迷う「わからなさ」があり、エキスパートには深い問いや新たな疑問といった、また別の「わからなさ」があります。それぞれの立場における“問い”を持ち寄り、学び、互いに刺激し合える場となれば幸いです。

本研究会は現地開催のみで実施いたします。会場の「アクリエひめじ」はJR姫路駅から徒歩圏内とアクセスも良く、新幹線「のぞみ」も停車いたしますので、全国各地から快適にお越しいただけます。また、姫路のシンボルである世界文化遺産・姫路城は、圧倒的な存在感で歴史の重みを感じさせてくれます。時間に余裕がありましたら、ぜひ「白鷺城」とも称されるその美しい姿に触れていただければと思います。

「わからない」を恐れず、それを楽しみながら共に学ぶ2日間になることを願っております。
皆さまとお会いできますことを、心より楽しみにしております。

arrow_upward