第35回日本乳癌画像研究会

プログラム

匠の講義を聴いてみよう【指定】

乳房画像診断の発展を牽引してこられた「匠」の先生方に、教育的な講義をお願いしました。講演としてお話を伺う機会はあっても、講義として系統立てて学べる機会は少なくなっています。本セッションでは、長年の経験に裏打ちされた知識と考え方を通じて、診断の原点と本質に触れます。学びの途中にある方にも、教える立場にある方にも、心に響く時間になると確信しています。

乳房画像診断AIの現在地と未来【公募・一部指定】

乳房画像診断におけるAIの研究と臨床応用は日進月歩で進化しており、その活用の可能性に大きな期待が寄せられています。一方で、変化の速さに戸惑いや課題を感じることも少なくありません。本セッションでは、乳房画像診断AIの“現在地”を整理し、最新の動向と今後の展望を多角的に考えます。開発・運用・教育など、さまざまな視点からAIと乳房画像診断のこれからを共に考える機会とします。

マンモグラフィ ポジショニング ~うまくいかなかった画像から学ぶ~【指定】

マンモグラフィのポジショニングは、経験を重ねても難しく、思うように撮れないことは少なくありません。頭では理解していてもうまくいかない、イメージ通りに撮ったのに納得できない――そんな場面も多いのではないでしょうか。本セッションでは、実際にうまくいかなかった画像を題材に、エキスパートからその背景や改善のヒントを学びます。明日からの撮影に役立つ、実践的なセッションです。

やっと出た?まだ出ない? BI-RADS第6版【指定】

BI-RADS第6版の発刊が待たれる中、「出る」「まだ出ない」と話題になってから大分時間が経過しています。研究会開催時点でどのような状況となっているかは定かではありませんが、本セッションでは、US・MG・MRIそれぞれの領域を含め、現時点で得られる最新情報を整理します。改訂の方向性や今後の展望を紹介し、乳房画像診断への影響と活用の方向を探ります。

新しい乳癌取扱い規約をどう活かす? ―改訂ポイントと現場の今、そしてこれから【公募・一部指定】

2025年6月に発刊された乳癌取扱い規約第19版の要点を整理し、改訂の意義を踏まえてわかりやすく解説します。発刊からまだ日が浅いものの、現場ではどのように受け止められ、これからどのように活かされていくのでしょうか。本セッションでは、新しい規約の理解を深めるとともに、臨床での現状や今後の課題を多様な視点から捉え、その展開を共に考えます。現場からのご報告やご意見を歓迎します。

トモシンセシス、活用できていますか?【公募・一部指定】

トモシンセシスは2024年6月に保険収載され、装置の更新などに伴い導入施設が増える一方、活用の程度や方法には依然として施設間で大きな違いが見られます。検診・精査のいずれにおいても、運用の実際や課題は多様です。本セッションでは、保険収載から1年半を経た現在の活用状況、利点や限界、導入による変化などを共有し、より効果的な活用法を共に考えます。現場での経験や取り組みの発表を歓迎します。

マンモグラフィ・乳房超音波 ~技術の伝承~【公募・一部指定】

検査・診断のいずれにおいても、次世代への技術の伝承は極めて重要です。講習会での学びは大事ですが、実際の現場での教育や指導を通じて技術を伝えていくことも不可欠です。黎明期を支えた世代が定年を迎える今、その継承のあり方が課題となっています。コロナ禍を経てオンサイトでの学習機会が減少し、働き方改革の影響も見られます。本セッションでは、各施設・地域での教育の実情や工夫、抱える悩みを共有し、次世代への技術継承のあり方を共に考えます。現場からの発表を歓迎します。

国際委員会企画【指定】

症例カンファレンス【指定】

一般演題

共催セッション

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