一般社団法人日本胎児心臓病学会第31回学術集会

会長挨拶

一般社団法人日本胎児心臓病学会第31回学術集会
会長 河津 由紀子(福山市民病院 小児科)
この度、一般社団法人日本胎児心臓病学会第31回学術集会の会長を務めさせていただくこととなりました福山市民病院小児科の河津由紀子です。会期は、2025年2月22日(土曜日)、23日(日曜日)の2日間ですが、翌24日は振替休日ですのでゆっくり滞在していただけると思います。会場は、広島県福山市にあります広島県民文化センターふくやまを予定しております。
今回のメインテーマは、「原点回帰 ~そして新たなコラボレーションへ~」といたしました。第29回「すぐ現実になる未来」(吉松会長)、第30回「今わたしたちが何をするべきか?」(松井会長)のように、未来、今、ときましたので次は「過去を振り返る」=「原点回帰」としました。コロナ禍が明けて原点に立ち返り、新たな試みとして改めて多職種とのコラボレーションを進めたい、という想いも込めております。
ゲストは、カナダ・アルバータ州からLisa Hornberger先生をお呼びしました。Toronto小児病院そして現在のStollery小児病院でも胎児心臓病学の診療及び研究を精力的に続けておられます。日本からもLisa先生の研究室へ留学された先生方は多く、その先生方が現在の日本の胎児心臓病学を創り上げてこられて今に至ります。そういった歴史も踏まえつつ、カナダ(およびアメリカ)における胎児心臓スクリーニングの現状について、そして胎児心臓診断の最先端について、お話ししていただく予定です。
開催地である地元・福山市は広島県第2の都市になります。「鞆の浦」「福山城」「バラ祭り」という観光資源もあり、新大阪から新幹線で1時間、「のぞみ」も停車するというアクセスの良い立地です。お隣にはしまなみ海道始点の尾道市、県をまたいだ岡山県倉敷市も近いですので併せてお楽しみください。
開催方式は、「現地開催」および学会終了後の「オンデマンド配信」の両方を予定しています。オンデマンド配信は、現地参加できなかった方、セッションが重なり見られなかった方にもお役に立てるかと思います。
学会開催については、前回第30回の松井先生の「無駄を省いた効率的かつ持続可能な学術集会運営」を踏襲しながら、参加された方には福山市を楽しんでいただく、という2本の柱で開催して、有意義な学会にしたいと考えております。
福山でスタッフ一同ともどもお待ちしております。