会長挨拶
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第123回近畿血液学地方会 会長 足立 壯一 滋賀県立総合病院 総長兼病院長 |
第123回日本血液学会近畿地方会を開催させていただくことになりました、滋賀県立総合病院の足立です。地方会として長き伝統を有する本学会を主催させていただくことを大変光栄に思います。当院が主催させていただくのは、前身の滋賀県立成人病センター時代の鈴木副院長が第94回を開催させていただいて以来ですので、15年ぶりのことです。
特別講演は九州大学の前田尚宏先生に血液オンコパネルについて、「造血器腫瘍臨床における遺伝子パネル検査の有用性」をお願いしております。保険収載された血液オンコパネルを、どのタイミングで行うかは、白血病、悪性リンパ腫の臨床にかかわっておられる先生方にとって、重要な問題ですので、是非、お聞きいただきたいと思います。
当地方会は、初期研修医の先生方も含めて若手医師が多く、発表する貴重な機会です。第121回の魚嶋会長の時と同様に午前中だけでなく、午後も3会場を使用して多くの一般演題の発表をしていただきますよう、お願いいたします。
私自身、長年、小児血液疾患の臨床にかかわらせてまいりましたが、当地方会の参加は少なかったのが現実です。今回は特に多くの小児科の先生方の参加をいただけると幸いです。
閉会式では初期研修医、専攻医の優秀演題の表彰もさせていただきます。COVID-19感染症も、ようやく収束の方向になっていますし、多くの会員の先生方と滋賀の地で、対面でディスカッションさせていただくことを楽しみにしております。