第33回日本ヘリコバクター学会学術集会

会長挨拶

第33回日本ヘリコバクター学会学術集会
会長 伊藤 公訓
広島大学病院 総合内科・総合診療科

 このたび、第33回日本ヘリコバクター学会学術集会会長を拝命いたしました。大変光栄に存じますとともに、身が引き締まる思いです。

 これまで日本のヘリコバクター研究において、ここ広島からは多くの研究業績が生み出されてきました。ただ意外なことに、長い学術集会の歴史の中で、広島での開催は初めてのことです。最近においては消化器系学会の広島開催もなく、皆様にとっては久しぶりの広島訪問になるのではないかと思います。

 今回の学術集会のテーマは「継承と挑戦」といたしました。実はこの数年で、本学会を支えてこられた多くの学会役員は定年を迎え、本学会は文字通り新たなステージに突入します。しかし、これまで偉大な先輩方が築いてこられた礎の上に、新たな学問があることを忘れてはなりません。本学術集会では、これまでの先達の叡智を確かに「継承」していくことを重要なテーマにしています。その上に、新たな研究分野の発展を願い、「継承と挑戦」という2つのフレーズに思いを込めました。

 さらには、本学会の根幹ともいうべき「胃がん撲滅」を社会実装に昇華すべく、できる限りの工夫を考えたいと思っています。数多ある消化器系学会のうち、胃がん撲滅に真剣に取り組んでいるのは、日本ヘリコバクター学会だけです。それこそが、本学会の存在意義であり生命線です。ぜひこのメッセージを、多くの後輩に伝えていきたいと思います。

 会場は市内中心部の広島国際会議場です。学会場すぐそばには平和記念公園、原爆資料館、原爆ドームがあります。ぜひこの学術集会を、平和を考える機会にもしていただきたいと思います。また、会場のすぐ近くには、サンフレッチェ広島の本拠地であるエディオン・ピースウイングスタジアムが、さらには広島カープの本拠地マツダZoomZoomスタジアムがあります。日程が合えば、プロスポーツ観戦もお楽しみいただけそうです。

 皆さまにサポートをいただき、実り多い学術集会にしたいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。

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