
会長挨拶
第55回日本女性心身医学会学術集会/第44回日本女性心身医学会研修会
会 長:武田 卓
(近畿大学東洋医学研究所 所長・教授)
会 長:武田 卓
(近畿大学東洋医学研究所 所長・教授)
第55回日本女性心身医学会学術集会・第44回日本女性心身医学会研修会を、2027年7月3日(金)・4日(土)の2日間にわたり、近畿大学おおさかメディカルキャンパス(大阪府堺市)にて開催いたします。
本学会は1972年に日本産婦人科心身症研究会として発足し、その後、日本女性心身医学研究会を経て、日本女性心身医学会へと発展してまいりました。産婦人科、精神科、心療内科などの医師だけでなく、看護師、助産師、保健師、薬剤師、さらには心理・教育・福祉分野の専門職、近年ではフェムテック等に携わる企業関係者など、多職種が集う学際的で貴重な学会です。
私は産婦人科を専門とする一方、東洋医学研究所の代表も務めており、伝統医学としての漢方診療のみならず、疫学研究、プラセボ対照試験、さらには近年注目されているフェムテック関連事業まで、幅広い領域に携わってまいりました。こうした背景から、今回の学術集会テーマを「古今東西女性心身医学」とし、副題として「伝統医学からフェムテックへ」を掲げました。伝統医療から最先端テクノロジーまで、女性心身医学の多様な可能性を考える場にしたいと考えております。柔らかさも感じていただけるテーマとしておりますので、さまざまな職種・業種の皆様にお気軽にご参加いただければ幸いです。
近畿大学医学部・病院は、2025年11月に駅直結の「おおさかメディカルキャンパス」へ全面移転いたしました。新しい施設の雰囲気も、ぜひ併せてご覧いただければと思います。
開催地である堺市には、世界遺産・仁徳天皇陵をはじめとする古墳群や、戦国時代の環濠都市、南蛮貿易、さらには千利休に代表される茶の湯文化など、豊かな歴史と文化があります。今回のポスターでは、こうした堺の歴史や文化を意識したデザインとしております。また、明治・大正期を代表する歌人・与謝野晶子は堺の出身であり、女性の自立やジェンダー意識の先駆者ともいえる存在です。本学会との親和性も深いものを感じております。
堺市には、千利休と与謝野晶子をテーマとした「さかい利晶の杜」というミュージアムもあり、今回は与謝野晶子に関連した特別講演も予定しております。堺は大阪市の陰に隠れ、全国的にはやや控えめな存在かもしれませんが、この機会にぜひその魅力にも触れていただければ幸いです。
さらに、「近大といえばマグロ」と言われるほど近畿大学の養殖マグロは有名ですので、懇親会でもお楽しみいただけるよう現在検討しております。
開催時期の7月上旬の大阪は、8月9月ほどの酷暑ではないですが、蒸し暑さや降雨も予想されます。折りたたみ傘をご準備のうえ、どうぞクールビズにてお気軽にお越しください。
多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。