ご挨拶
第33回日本輸血・細胞治療学会秋季シンポジウム
会長 北澤 淳一
青森県立中央病院 副院長
第33回日本輸血・細胞治療学会秋季シンポジウム
会長 北澤 淳一
青森県立中央病院 副院長
第33回日本輸血・細胞治療学会秋季シンポジウムを、2026年10月23日(金)・24日(土)の2日間、ビッグパレットふくしまにて開催いたします。福島県での開催は、2012年(第60回総会〔大会長:大戸 斉先生、郡山市〕)以来2回目となります。当時は3・11東日本大震災から間もない時期であり、各所に被災の爪痕が残っておりましたが、あれから14年の歳月を経た今、復興の歩みをご覧いただけることと存じます。また今回は、2026年度全国大学病院輸血部会議が同時開催される予定であり、福島県立医科大学 輸血・移植免疫学講座の池田和彦教授が、公立大学として初めて議長を務められます。
今回のテーマは「安全で適正な輸血・細胞治療を届けるために」といたしました。患者の皆さまがお住まいのいかなる地域においても、安全で適正な輸血および細胞治療を等しく受けられる体制の確立は、現代医療における喫緊の課題です。その実現に向けて多面的な議論を深め、今後の医療提供体制の発展に寄与することを目的として、このテーマを掲げました。
ポスターのデザインには、野口英世博士と彼の生家近くから撮影された猪苗代湖と会津磐梯山の景観を使用しました。上部には、青森県むつ市の夜景を配置し、福島と青森の歴史的なつながりを表現しました。アゲハ蝶が羽を広げたような印象的な構図です。さらに、裏磐梯の五色沼の神秘的な色彩に加え、安積疎水を象徴的に描き込みました。安積疎水事業は、水利に乏しく不毛の地であった郡山・安積原野に猪苗代湖から水を引くという、明治12年に始まった国直轄農業水利事業第1号であり、安積疎水と安積開拓により郡山市は急速な発展を遂げ、近年まで県内第1位のコメ生産量を誇ってまいりました。ポスターにすべての歴史的背景を盛り込むことはできませんが、今回のテーマと深く共鳴する象徴的な要素を多く含んでいます。
秋の福島は、紅葉はもちろん温泉も数多く、会津地方(磐梯山、裏磐梯、五色沼、鶴ヶ城)、南会津、安達太良連峰など観光にも最適な季節です。郡山市は交通の要衝にあり、各地へのアクセスにも優れています。この地において輸血・細胞治療について活発な議論が交わされ、知識・技術のさらなる向上が図られることを心より期待しております。
多くの皆さまのご来場、ご参加を心よりお待ち申し上げます。
