日本血管外科学会中国四国地方会第54回総会

会長挨拶

日本血管外科学会中国四国地方会第54回総会
会 長:秦 広樹
(徳島大学医学部 心臓血管外科)
 この度、日本血管外科学会中国四国地方会第54回総会を2024年8月3日(土)にJRホテルクレメント徳島にて開催させて頂くこととなりました。私ども徳島大学心臓血管外科学教室が本総会を担当させて頂きますのは第19回、第32回に続く3回目であり実に22年振りとなります。伝統ある本総会を担当させて頂けることを大変光栄に存じます。開催形式としましては、コロナ禍を機に近年広まったオンラインやハイブリッド方式には一定のメリットがありますが、従来通りの対面形式とさせて頂くことで白熱した議論を交わし旧交を温める有意義な機会をご提供できれば幸甚に存じます。

 我が国では高齢化に伴い心臓血管外科手術数は年々増加傾向ですが、中でも血管外科が扱う症例数の増加が顕著であり、またそれらに対応する手術手技やデバイスの進歩と多様化には目を見張るものがあります。エキスパートの先生方には最新の技術や知見を習得して若手医師に伝授していく義務がありますし、また、若手医師の皆さんは、先輩方のノウハウを学んで継承していくだけでなく学会発表・討論の経験を積んでいくことが必要かと思います。本総会がその一助になればと願っております。

 例年この時期の徳島では阿波踊りの練習が随所で行われ、“ぞめき“と呼ばれるお囃子が何処からともなく聞こえてきます。その独特の雰囲気と海の幸・山の幸で夏の徳島をご堪能頂ければ幸いです。会員の皆様から多数のご演題発表、ご参加を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。