当番世話人挨拶
第15回腹腔鏡下胆道手術研究会開催にあたって

第15回腹腔鏡下胆道手術研究会
当番世話人 佐藤 功
第一東和会病院 副院長/内視鏡外科センター長
第15回腹腔鏡下胆道手術研究会
当番世話人 佐藤 功
第一東和会病院 副院長/内視鏡外科センター長
このたび、第15回腹腔鏡下胆道手術研究会の当番世話人を拝命し、2027年2月13日(土)に大阪・高槻の地で開催の機会をいただきましたことを大変光栄に存じますとともに、歴代の当番世話人ならびにLABSメンバーの先生方に心より御礼申し上げます。
高槻は、大阪と京都のほぼ中間に位置し、古くから両地域を結ぶ交通の要衝として発展してきた街です。歴史と文化が息づく一方で、現在では北摂地域の医療・教育を支える都市としても重要な役割を担っています。このような「人と人、地域と地域をつなぐ」高槻の地で本研究会を開催できますことを、たいへん嬉しく思っております。
腹腔鏡下胆道手術は、腹腔鏡下胆嚢摘出術を中心とした低侵襲手術から始まり、急性胆嚢炎に対する手術、総胆管結石に対する腹腔鏡下総胆管切石術、さらには胆道再建を伴うより高度な手術へと、その適応と技術は着実に発展してまいりました。近年では、手術支援技術や画像診断・ナビゲーション技術の進歩も加わり、胆道外科を取り巻く環境は大きく変化しています。
一方で、胆道手術において最も重要である「安全性」をいかに担保するかという課題は、時代が変わっても決して変わるものではありません。解剖を正確に理解し、適切な剥離層を見極め、危険な状況を予測しながら手術を進めること、そして必要な場面では無理をせず手術戦略を変更することが、安全な胆道手術の基本であると考えます。
本研究会は、単に新しい手術手技を学ぶ場ではなく、日常診療で遭遇する困難症例や合併症、手技上の工夫について、施設や世代の垣根を越えて率直に議論できる貴重な場であります。経験豊富な先生方が培ってこられた「手術のコツ」や「判断のポイント」を言語化し、次の世代へ伝えていくことは、本研究会の重要な使命の一つであると考えております。
そこで今回の研究会では、基本手技を改めて見直すとともに、難しい症例に対してどのように考え、どのように手術を組み立てるのかという「手術戦略」にも焦点を当て、活発な討論ができる場にしたいと考えております。若手の先生方にも積極的にご参加いただき、経験豊富な先生方との率直な意見交換を通じて、明日からの診療に役立つ知識や技術を持ち帰っていただければ幸いです。
今回の高槻での研究会が、これまで先人たちが築いてこられた知識と技術を次の世代へ「つなぐ」場となり、また、新しい発想や技術を「生み出す」きっかけとなることを願っております。
せっかく大阪・高槻までお越しいただきますので、熱いご討議はもちろんのこと、研究会終了後には北摂ならではの食や街の雰囲気も楽しんでいただければ幸いです。
多くの先生方にご参加いただき、忌憚のない活発なご討議を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
高槻の地で皆様をお迎えできますことを、楽しみにしております。
