実行委員長あいさつ
「KMSメディカル・アーク」へようこそ。
アークにはノアの方舟でも有名な「方舟Ark」の意味が込められており、このイベントが次世代へ伝えるべき医療の見本市となることを目指しております。
ここでは、アカデミア発の研究シーズ、医療スタッフからの医療ニーズ、医療関連企業・団体および提携自治体からの事業・製品の紹介を通じて、産学官連携を推進する総合的なマッチングイベントが展開されます。2017年2月の第1回から数えて、今回で6回目の開催となります。
これまでメディカル・アーク発の医療ニーズを基に県内の企業との共同開発を進め複数の商品の実用化が達成されました。例をあげますと、川崎医科大学附属病院発の医療ニーズとして看護師の発案による「高機能マット用のシーツ」や「ディスポトレー深型950」の実用化が挙げられます。川崎医科大学発の実用化案件では小児外科学教室が開発してきた「漏斗胸矯正バーの固定具および漏斗胸矯正装置」がこのイベントにも出展されました。この他、開発段階のものも多数ありますので今後の展開が楽しみです。
今回も全世界的な新型コロナウイルスの感染拡大の対策として、前回に引き続きオンライン開催となります。オンラインならではの充実したイベントとしたいと思っております。残念ながら、現地開催で例年ご提供していたご当地グルメの試食はできませんが、参加者の皆様のスパイスの効いたホットな情報をたっぷりとお届けしたいと思います。勤務先から、自宅から、あるいはカフェで休憩しながら、それぞれのコンテンツをお楽しみください。
第6回 KMSメディカル・アーク 2022
実行委員長 山内 明
川崎医科大学 産学連携知的財産管理室 室長