第110回日本神経学会中国・四国地方会

会長挨拶

第110回日本神経学会中国・四国地方会
会長 古谷 博和
高知大学医学部 脳神経内科学 教授

 このたび第110回日本神経学会中国・四国地方会を主催致します高知大学医学部脳神経内科学教室の古谷博和です。この学会の開催が決まった時から、高知に皆様方をお招きしての開催を目指して準備してまいりましたが、COVID-19ワクチン普及に伴い重症化率は下がってきてはいるものの感染状況は全国的に悪化してきており、この状況が3ヶ月後までに大幅に改善する見通しが立たないことから、残念ながら現地開催をあきらめて全面的にWEB学会として開催することにいたしました。自分の経験を振り返ってみても脳神経内科医にとって症例報告やその学会発表は、一例一例の症例を大切にして自分の診療技量のスキルアップのために大変重要な機会であると思っております。そのためには出来れば多くの聴衆の前での対面での発表と直接の質疑応答が望ましいと思いますが、一方WEB学会にはご多忙な方でも時間と場所に関係なくどこからでも気軽に参加出来るという長所もありますので、脳神経内科医を目指す多くのご多忙な若い先生方がこの学会に参加される事をお待ちしております。末筆ながらこのCOVID-19感染禍の中、皆様方のご健康をお祈り致します。