第13回日本心筋症研究会

ご挨拶

第13回日本心筋症研究会
会長 南野 哲男
香川大学 医学部 循環器・腎臓・脳卒中内科学

第13回日本心筋症研究会
会長 南野 哲男
香川大学 医学部 循環器・腎臓・脳卒中内科学


このたび、2027年(令和9年)5月15日(土)、香川県高松市のサンポートホール高松にて、第13回日本心筋症研究会を開催させていただくこととなりました。

日本心筋症研究会は、心筋症の病態解明から診断・治療に至る最新の知見を共有し、基礎と臨床の架け橋となる場として発展してまいりました。近年の遺伝学的検査の普及や心筋ミオシン阻害薬の登場、そして核酸医薬や遺伝子治療の開発進展により、心筋症診療はかつての「予後予測と対症療法」の時代から、病態原因に即した精密な個別化医療を提供する時代へと劇的な変革を遂げています。

一方で、新たな治療手段の登場は、私たちに新たな課題も突きつけています。「いつ遺伝子検査を行い、どのタイミングで治療介入すべきか」という臨床判断の精緻化や、小児期発症から成人期へのシームレスな移行期医療の確立、さらには未発症血縁者への対応など、従来の診療枠組みを越えた生涯にわたる包括的なアプローチが必要となっています。

そこで本研究会のテーマを、『心筋症のプレシジョン・メディシン:ゲノム診断と薬物療法が支える生涯医療』といたしました。

本会では、最先端のサイエンスを日常臨床へ高い解像度で実装し、小児から成人、さらにはその家族へと途切れなく繋ぐ「生涯医療」のあり方について議論を深めたいと考えています。

シンポジウムでは、ライフステージに応じた移行期医療や血縁者支援、フェノタイプ診断に基づく疾患特異的治療の最適化、VUS・カスケードに立ち向かうゲノム医療の実践を網羅します。さらに、分子病態解明から次世代創薬への挑戦、2027年改訂版ガイドラインの実装、最新モダリティによる二次性心筋症の早期発見など、基礎と臨床が融合した多角的なセッションを企画しております。

開催地の高松市は、瀬戸内海に面した美しい港町です。会場のサンポートホール高松は、海と島々を望む開放的なロケーションに位置しております。

新緑の美しい季節、瀬戸内の穏やかな風を感じながら、心筋症診療の未来について活発な議論が交わされることを願っております。多くの皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げます。

以上、どうぞよろしくお願い致します。

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