当番世話人挨拶
第27回中国四国内視鏡外科研究会 開催にあたって
第27回中国四国内視鏡外科研究会
当番世話人 遠藤 俊治
川崎医科大学 消化器外科学
この度、第27回中国四国内視鏡外科研究会を第97回中国四国内視鏡外科学会総会の開催に合わせ担当させていただくことになりました。伝統ある研究会の当番世話人を仰せつかり、大変光栄に存じております。
会期は令和4年9月15日(木曜日)・16日(金曜日)の2日間で、会場は岡山県倉敷市の美観地区にある倉敷市芸文館です。第97回中国四国外科学会総会会長の川崎医科大学呼吸器外科学 中田昌男先生とともに、”見る知る愉しむ”をテーマとして、鋭意準備を進めております。
今や内視鏡手術は外科のあらゆる分野で広く普及しています。内視鏡手術の利点とは、拡大視効果でよく見えるということ、動画を共有してみんなで情報を知ることができること、そして新しい器具や手技が次々と開発され手術を愉しむことができること、であろうと思います。
本研究会では、シンポジウムのテーマを「内視鏡手術の教育」としました。内視鏡手術は拡大視や画像共有などにより教育に適していると言われる一方で、技術の習得は容易ではありません。また外科医の減少が叫ばれている昨今では、研修医や学生にどのように内視鏡手術の愉しさを伝えていくかという課題もあります。次世代の内視鏡外科医育成のための方策を議論していただきたいと思います。また本研究会では要望ビデオ、一般演題のほかに専攻医・研修医セッションも設けておりますので、ベテラン医師から若い医師まで積極的に参加していただき、各施設での内視鏡手術の知見や工夫などを、見て知って愉しんで頂きたいと思います。全国学会ではなく地方研究会ならではの、ざっくばらんに討論できる会にしたいと思います。
本稿執筆時は新型コロナウイルスの第6波の真っ只中でありますが、本研究会の開催される2022年9月には感染拡大が収束し、倉敷の地で皆様をお迎えできることを願っております。多数のご参加をお待ちしております。