第11回せとうちART研究会

当番世話人挨拶

第11回せとうちART研究会
当番世話人:鍋田 基生
(つばきウイメンズクリニック 理事長・院長)
 2019年3月に第1回せとうちART研究会の当番世話人を担当し、今回が2回目となります。せとうちART研究会は発足以来、新型コロナウイルスの影響で休会もありましたが、第10回の徳島開催でちょうど瀬戸内海を1周したことになります。第11回研究会は2周目の記念すべき1回目となり、前回担当した第1回研究会に増して充実した内容となるよう努力いたします。
 近年、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(Sexual Reproductive Health and Rights:SRHR)が注目されています。これはすべてのカップルと個人が自分らしく自由に、子どもを産む選択や産む時期、子どもの数を決めることができること、そして不妊治療を含めた生殖、性に関する適切な情報を得られる権利を指します。本研究会のテーマは「生殖医療の多様性を再考する〜上質な医療を目指して〜」とし、現在の生殖医療の多様性や様々な患者支援、技術の向上などをSRHRの観点から議論することも有益と考えています。