日本超音波医学会第58回中国地方会学術集会/第21回中国地方会講習会

大会長挨拶

日本超音波医学会第58回中国地方会学術集会
第21回中国地方会講習会
大会長:伊達 健二郎
(広島赤十字・原爆病院 産婦人科)
 この度、日本超音波医学会第58回中国地方会学術集会および第21回中国地方会講習会を2022年9月3日(土)に広島県医師会館で開催させていただくことになりました。
 現代は多様性の時代といわれ、画像診断に当てはめれば、超音波検査・CT検査・MRI検査などがあります。それぞれ検査の特性を必要に応じて共有しながら病態を解き明かす、今や画像診断は、診断手段として不可欠であり、中でも簡便で「リアルタイム」の特性をもつ超音波検査は必須です。私共の産婦人科領域、特に母児の命を預かる産科領域では、侵襲が少なく、しかも反復できる検査として、超音波検査は第一選択として進化し続けています。そこで、今回のテーマを「多様性の中でリアルタイムを活かす」といたしました。
 特別講演では、産婦人科には連携が特に必要な乳腺領域の第一人者である近畿大学の位藤俊一先生をお迎えいたします。講習会も循環器・消化器・整形外科・産婦人科のエキスパートの先生方のご講演を予定しています。
 コロナ禍でワクチンや内服治療薬が登場していますが、特効薬はまだなく、変異株の出現が脅威であることには変わりありません。今後の波が予測困難な昨今、学会や研究会などはWEB開催が主流となっていますが、現地開催ができることを願って止みません。現地で発表することの意義・大切さを感じながら、特に若い先生方、技師の方々におかれましては、奮ってご参加の程よろしくお願いいたします。