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大会長挨拶
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日本超音波医学会第61回中国地方会学術集会
第24回中国地方会講習会
大会長:神野 大輔
第24回中国地方会講習会
大会長:神野 大輔
済生会広島病院 内科
この度、日本超音波医学会第61回中国地方会学術集会大会長を拝命いたしました神野大輔と申します。本会は2025年9月6日(土)に広島県医師会館で開催いたします。
学術集会のテーマは「広く、深く、そして永く」です。
私が消化器内科医として勤務を始めた頃は消化管超音波が注目を集めていました。その後、超音波診療は整形外科、呼吸器など対象領域を広げています。超音波機器も進化を続け、血流診断、心機能の新しい評価方法、エラストグラフィなどの形態学だけではない診断法も多数出現しています。また携帯型超音波機器が広く普及することによって、医師だけが超音波検査室で検査を行っていた時代から、検査技師、看護師などもベッドサイドで超音波を活用する時代へと変化しています。
これらの変化についていくことは大変です。私も自分の専門外の領域の話題についていけなくなっているのが現状です。
超音波医学会は自分の専門領域以外の発表を数多く聞くことのできる場所だと思います。他分野での知見が自分の専門領域に活用できるかもしれません。本会が、超音波を「広く、深く」知り、そして今後も「永く」超音波検査が行えるような機会になることを願っています。
本会会場は再開発が進む広島駅に近く、アクセスは良いです。
新しく生まれ変わる広島駅周辺の散策も兼ねて、本会に多くの方が参加していただければ幸いです。