
会長挨拶
第56回日本嫌気性菌感染症学会総会・学術集会開催にあたって
第56回日本嫌気性菌感染症学会総会・学術集会会長を拝命いたしました高知大学医学部臨床感染症学講座の山岸由佳と申します。第56回という伝統ある学会主催の機会を頂きましたことに深く感謝申し上げます。また大変身の引き締まる思いでございます。
開催地の歴史を紐解きますと、中国・四国地域で開催されましたのは第27回(1997年)中村功先生(山口県)が開催されて以降で、今回の高知県での開催は実に29年ぶりとなります。新たな歴史の1頁に添えられるよう謹んでお引き受けさせて頂く所存でございます。
第56回の学会テーマを「Making the Invisible Visible: A New Era of Anaerobic Infections」といたしました。嫌気性菌感染症は、日常診療において決して稀なものではないにもかかわらず、その診断や病態把握の難しさゆえに、しばしば「見えにくい感染症」として扱われてきました。検体採取や培養の困難さ、混合感染における位置づけの曖昧さ、さらには臨床現場での認知の差異など、嫌気性菌をめぐる課題は多層的であり、その重要性が十分に可視化されてきたとは言い難い現状があります。しかし近年、微生物検査技術の進歩、分子生物学的手法の発展、感染症診療における多職種連携の深化、さらには薬剤耐性対策、抗菌薬適正使用、ワンヘルスの視点の広がりにより、嫌気性菌感染症を新たな角度から捉え直す時代が到来しています。これまで見過ごされがちであった病原性、宿主との関係性、微生物叢との相互作用、さらには臨床的インパクトを、より明瞭に、より立体的に描き出すことが求められています。本学術集会では、嫌気性菌感染症に関する基礎、検査、臨床、疫学、治療、感染対策にわたる幅広い知見を集い、従来の枠組みを越えて議論を深めたいと考えております。「見えないものを見える化する」という本テーマのもと、嫌気性菌感染症学の現在地を確認するとともに、その未来を切り拓く新たな一歩となることを願っております。本会が、会員の皆様にとって実りある学術交流の場となり、次代の診療・研究・教育へとつながる契機となれば幸いです。
皆様と高知の地でお会いできることを楽しみにしております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
第56回日本嫌気性菌感染症学会総会・学術集会会長を拝命いたしました高知大学医学部臨床感染症学講座の山岸由佳と申します。第56回という伝統ある学会主催の機会を頂きましたことに深く感謝申し上げます。また大変身の引き締まる思いでございます。
開催地の歴史を紐解きますと、中国・四国地域で開催されましたのは第27回(1997年)中村功先生(山口県)が開催されて以降で、今回の高知県での開催は実に29年ぶりとなります。新たな歴史の1頁に添えられるよう謹んでお引き受けさせて頂く所存でございます。
第56回の学会テーマを「Making the Invisible Visible: A New Era of Anaerobic Infections」といたしました。嫌気性菌感染症は、日常診療において決して稀なものではないにもかかわらず、その診断や病態把握の難しさゆえに、しばしば「見えにくい感染症」として扱われてきました。検体採取や培養の困難さ、混合感染における位置づけの曖昧さ、さらには臨床現場での認知の差異など、嫌気性菌をめぐる課題は多層的であり、その重要性が十分に可視化されてきたとは言い難い現状があります。しかし近年、微生物検査技術の進歩、分子生物学的手法の発展、感染症診療における多職種連携の深化、さらには薬剤耐性対策、抗菌薬適正使用、ワンヘルスの視点の広がりにより、嫌気性菌感染症を新たな角度から捉え直す時代が到来しています。これまで見過ごされがちであった病原性、宿主との関係性、微生物叢との相互作用、さらには臨床的インパクトを、より明瞭に、より立体的に描き出すことが求められています。本学術集会では、嫌気性菌感染症に関する基礎、検査、臨床、疫学、治療、感染対策にわたる幅広い知見を集い、従来の枠組みを越えて議論を深めたいと考えております。「見えないものを見える化する」という本テーマのもと、嫌気性菌感染症学の現在地を確認するとともに、その未来を切り拓く新たな一歩となることを願っております。本会が、会員の皆様にとって実りある学術交流の場となり、次代の診療・研究・教育へとつながる契機となれば幸いです。
皆様と高知の地でお会いできることを楽しみにしております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
第56回日本嫌気性菌感染症学会総会・学術集会
会 長:山岸 由佳
(高知大学医学部 臨床感染症学講座 教授)
会 長:山岸 由佳
(高知大学医学部 臨床感染症学講座 教授)