第60回日本手術看護学会中国地区

大会長あいさつ

第60回日本手術看護学会中国地区開催にあたって

 この度、第60回日本手術看護学会中国地区を『患者中心の周術期医療を支えるチーム連携~手術室看護師の目指すところ~』を学会テーマに、令和5年6月24日(土)から7月30日(日)までWEB開催することとなりました。

 新型コロナウイルス感染症は私たちの暮らしに大きな変化をもたらし、医療現場は苦悩の日々を過ごしてまいりました。しかし、マイナスなことばかりではありません。働く人々それぞれのワークライフバランスを大切にしながら、学習できる環境も整ってまいりました。

 さて、手術医療が革新を遂げる中で、患者により安全で安心な手術を提供するためには、多職種での連携・協働は欠かすことができません。その中で、周術期におけるチームの一員として、手術室看護師が果たすべき役割について、今一度考えていきたいと思います。そこで、今大会の特別講演では、島根大学医学部附属病院 医療安全管理部教授 深見達弥様に「周術期の医療安全、周術期の患者安全のためのチームステップス」をテーマにご講演をいただきます。また、シンポジウムでは、「多職種が支えるチーム医療」として、薬剤師、臨床工学技士、歯科衛生士、手術看護認定看護師の方々4名をシンポジストにお迎えし、それぞれの専門性を踏まえての実践に即したお話を頂きます。それぞれの役割を十分に理解したうえで、手術室看護師の目指すところについて皆様と意見交換ができればと思っております。いずれも、6月24日(土)13時からオンラインでのセッションを予定しております。

 研究発表では、口演7題、示説12題を予定しております。前回同様に、茨城キリスト教大学 看護学部看護学科教授 中村裕美先生に講評を頂きます。

 本会期中は、多くのコンテンツがご自身のペースで繰り返しご視聴いただけます。じっくりと各施設の看護研究や取り組みをご視聴いただき、明日からの看護実践にぜひお役立てくださればと思っております。

 また、第60回開催記念といたしまして、ささやかではありますが集録集に記念品を同封させていただきます。役員一同、皆様の参加を心よりお待ちしております。

第60回日本手術看護学会中国地区
大会長 竹下 純子
島根大学医学部附属病院

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