第27回日本臨床腸内微生物学会総会・学術集会

第27回日本臨床腸内微生物学会総会・学術集会

会長挨拶

第27回日本臨床腸内微生物学会総会・学術集会開催にあたって

 このたび、第27回日本臨床腸内微生物学会総会・学術集会会長を拝命いたしました高知大学医学部臨床感染症学講座の山岸由佳と申します。第27回という伝統ある学会を主催させていただく機会を頂きましたことに深く感謝すると同時に、身の引き締まる思いでございます。過去26回までの歴史を紐解きますと、第7回(2004年)(炭山嘉伸会長)が小豆島(香川県)で開催されて以降、四国では実に20年ぶりの開催となります。
 第27回のテーマは「腸内細菌を多角的に考える」といたしました。ヒトはこの世に生を受けてから生涯において腸内細菌と健康および疾病に深く関わっています。健康寿命や腸活という言葉がさかんに注目されてから久しく、健康のバロメーターとして腸(便)の検査がビジネスとなっている時代ですが、医療では様々な疾病と腸内細菌あるいは腸内細菌叢とその他の部位の細菌叢との関係性、治療、予防について新たなエビデンスが生まれつつ、解明されていないことも多くあります。本学会は腸内細菌(叢)を中心に、腸内以外の細菌叢(頭頚部・口腔・呼吸器・肝胆膵・泌尿生殖器など)について基礎・臨床などさまざまな領域から語りあう機会となればと思っております。
 高知の地でお会いできることを楽しみにしております。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

第27回日本臨床腸内微生物学会総会・学術集会
会長 山岸 由佳
高知大学医学部臨床感染症学講座

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