第56回日本消化器がん検診学会中国四国地方会

会長挨拶

第56回日本消化器がん検診学会中国四国地方会
会 長:松本 啓志
(川崎医科大学 消化器内科学)
謹啓 新緑の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 このたび、第56回日本消化器がん検診学会中国四国地方会を、2025年12月6日・7日に岡山県倉敷市にて開催させていただく運びとなりました。会長を拝命いたしました松本 啓志でございます。歴史ある本地方会を主催させていただくにあたり、身の引き締まる思いでございます。

 本年度のテーマは、「中国四国地方の消化器がん検診の現状と課題、将来の展望」といたしました。近年、がん検診を取り巻く環境は著しく変化しつつあり、AIやデジタル技術の進歩とともに、検査法・診断法も日々進化を遂げています。その一方で、地域格差や受診率の停滞、受診者の高齢化など、依然として多くの課題を抱えております。本地方会では、こうした現状を共有し、今後の展望について多角的な議論がなされることを期待しております。

 また、今回は特別企画として「大腸CTハンズオンセミナー」を併催いたします。実際の読影技術に触れていただける貴重な機会として、若手医師・放射線技師をはじめ多くの参加者のスキル向上に寄与するものと確信しております。

 本地方会が、中四国地域における消化器がん検診の更なる質の向上と、医療従事者同士の連携・協働の促進につながる場となることを願っております。皆様の積極的なご参加を心よりお待ち申し上げます。

謹白

令和7年6月

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