会長挨拶
このたび、「第66回日本リンパ腫学会学術集会・総会」ならびに「第29回日本血液病理研究会」を、2026年6月4日(木)から6日(土)までの3日間、東京・有明セントラルタワーホール&カンファレンスにて開催いたします。
本学術集会のテーマは「Lymphoma Forward: Science in Practice, Practice in Science」といたしました。リンパ腫診療・研究の分野では、基礎と臨床がそれぞれの知見に学び、実践を通じて互いに進化していくことが不可欠です。現場の観察が研究の起点となり、研究成果が新たな診断・治療につながる──そのような共創の循環こそが、本学会の核となる価値であると私たちは信じています。
本年も、プログラム委員会、学術・企画委員会、教育委員会などをはじめとする多くの先生方のご尽力のもと、特別講演、シンポジウム、教育講演、共催セミナーをはじめ、分野と職種を越えた多様なプログラムを企画しております。また、若手・ベテラン研究者や研修医・医学生のための発表の場として、一般演題、ポスターセッション、優秀演題口演、次世代の育成と世代間交流にも力を注ぎます。
併催される「第29回日本血液病理研究会」では、造血器腫瘍の病理診断に関する最新の進展と課題を共有し、日常診療に直結する実践的知見を議論する場といたします。病理医と臨床医が同じ視点で症例と病態に向き合うことが、今後の造血器腫瘍学の進歩にとってますます重要になると考えております。
東京・有明の地で、皆様とともにリンパ腫をめぐる最先端の知を交わし、次の一歩をともに踏み出せることを、心より楽しみにしております。多数の皆様のご参加をお待ち申し上げます。
2025年6月
第66回日本リンパ腫学会学術集会・総会
会長 竹内 賢吾
(公益財団法人がん研究会 がん研究所 病理部 部長/
分子標的病理プロジェクト プロジェクトリーダー/
有明病院 診断病理センター センター長)
第29回日本血液病理研究会
会長 三好 寛明
(久留米大学医学部 病理学講座 主任教授)