第13回日本臨床栄養代謝学会中国四国支部学術集会

会長挨拶

第13回日本臨床栄養代謝学会中国四国支部学術集会開催にあたって

会長 寺本 房子
川崎医療福祉大学 特任教授

 令和2年(2020年)8月に予定しておりました第13回日本臨床栄養代謝学会中国四国支部学術集会は、コロナ感染拡大により延期となりました。ご支援のご準備を頂きましたが、寛大なご配慮を頂いておりますこと感謝申し上げます。この度、延期しておりました本会を令和3年(2021年)8月28日(土)川崎医療福祉大学において開催いたすこととなり、改めましてご案内申し上げます。

 本学会は2020年より、一般社団法人日本静脈経腸栄養学会から一般社団法人日本臨床栄養代謝学会へと名称が変更となりました。これを踏まえまして、支部組織の再編成が行われ、中国支部会は四国支部会と合同し「中国四国支部会」として活動することとなり、今回から支部会の学術集会も合同開催となります(ただし、2021年は移行期間であり旧中国支部学術集会と旧四国支部学術集会がすでに運営を企画しているため、それぞれ予定通り開催することになっています)。

 医療や福祉施設・地域(在宅)を連結したシームレスな栄養ケアを目指して、今回は、地域において多職種連携を図ることをテーマに「地域共生をささえる」としました。施設内での管理とは異なって、在宅では様々な制約があります。そのなかで、療養されている方々がそれぞれ望まれている生き方に、より近づけることができるよう施設と生活の場の連携をはかりつつ、多職種協働の活性化へつながる契機となることを願っています。

 今回は、コロナ感染対策を視野に入れ、開催方法について検討しつつ準備を進めております。Web発表も検討に加えておりますが、しっかり討論ができるよう準備を進めております。明日からの栄養ケアを担ってくださる若い先生方の活力の場となっていただけることを願っています。

 また、JSPEN会員だけでなく非会員の先生がたにも、連名者に学会員が入れば日頃の取り組みをご発表いただけます。栄養・食事は命を繋ぐだけでなく、生きる楽しみや活力・生きる楽しさの源でもあります。「より最適な栄養療法を地域・在宅で提供するには」を皆さんで議論できればと思っています。

 多くの方々のご参加をお待ちしています。