第34回ハンセン病コ・メディカル学術集会

次回会長あいさつ


次回会長:北島 信一(国立駿河療養所 所長)



 第35回ハンセン病コ・メディカル学術集会を、国立駿河療養所が主催して2023年11月17日から18日に開催することとなりました。
 ハンセン病療養所では、入所者の高齢化に伴う介護度の増加に加え、ここ数年は新型コロナ感染症への対応が大変な負担となっています。その中で、多くのスタッフが入所者のよりよい生活を守るため日夜健闘している事と思います。
 入所者の皆様は、偏見や差別にさらされたつらい歴史を経て、今の日々をおくられています。療養所は、医療や介護だけでなく、入所者にとって日々の生活の場であり、終の棲家でもあります。入所者の高齢化や減少、ライフサポートの取り組み、看取りに向けての対応など、長い人生をおくられてきた入所者のこれからの人生を支えていくためには多くの課題もあります。コ・メディカル学術集会では皆様が日々取り組んでいる課題を発表して頂き、成果や体験を共有できる場にしていたいと思います。
 新型コロナ感染流行のため、コ・メディカル学術集会は2回連続オンライン開催でしたが、邑久光明園主催の第34回学術集会は久しぶりの対面での開催となりました。ワクチン接種や感染対策の確立などがあり、これまでと同様な日常へ回復しつつあります。次回の学術集会も感染状況によりますが、可能な限り従来の形式での開催を目指しております。
 御殿場市での開催は久しぶりで、富士山を目の前にして多くの方々と対面での交流が出来ればと思います。
 多くの方々の参加をお待ちしております。