第5回 KMSメディカル・アーク 2021 with MTO(メディカルテクノおかやま)

実行委員長あいさつ

 平素は、川崎医科大学の産学官連携事業へのご理解とご協力をまことにありがとうございます。川崎医科大学発の産学官連携の展示会、マッチングの場として、毎年、2月上旬に開催してきました、KMSメディカル・アーク、2021年2月10日の開催で、5年目を迎えます。

 ここ2年は、KMSメディカル・アーク with MTOとして、メディカルテクノおかやま(MTO)の共同主催という形式とさせて頂いておりました。

 さて、2020年は初頭からの全世界的な新型コロナウイルスの感染拡大で、国内でも緊急事態宣言が発せられ、また、我々が関わっておりますいくつかの学会でも、小規模から大規模のものまで含めて、オンライン開催あるいはオンラインとオンサイトのハイブリッド形式の開催となっております。

 そこで、2021年度もMTOとの共同主催ということで、KMSメディカル・アーク with MTOと名付けますが、今回は、オンライン開催と致します。

 ZOOMを用いたライブの講演(研究者による産学官連携を目指した研究者シーズの発表や、医療現場からのニーズの発表、また出展企業からの製品アピールなど)、さらに、特設WEBを用いた、コンテンツの視聴、さらに、YouTubeを用いて、研究者シーズや医療ニーズの動画配信といった、オンラインならではの試みを多く組み込みたいと、準備を進めております。

 また、例年、ご出展を頂いています企業の皆様には、是非、それぞれの企業様の製品PRとともに、出展コンテンツからの産学連携事業への展開を見据えていただければ幸いです。また、これまで学校法人川崎学園として包括協定を結ばせて頂いていた自治体(倉敷市、岡山市、総社市、備前市および赤磐市)からは、いつもオンサイトで、ランチョンセミナーのご当地グルメのご提供を頂いておりましたが、オンライン開催になりましたので、それは叶わぬ夢。しかし、各自治体からも産学官連携活動のご報告などもご出展頂く予定となっております。

 2017年に第1回目を開催してから、研究者のデバイスが医療機器として保険収載された事例、さらに、医療現場ニーズから製品化した具体例も二、三、現れてくるようになりました。オンライン開催ではありますが、第5回目の出展のコンテンツから、新たな製品化に向けた産学連携の息吹が吹き始めることを切に願っております。

 そして、オンライン開催、ご参加の皆様、いろんなコンテンツを、それぞれのお部屋で、あるいはツールを用いて、お楽しみください。

第5回KMSメディカル・アーク 2021 with MTO
実行委員長 大槻 剛巳
川崎医科大学 産学連携知的財産管理室 室長