第63回日本心身医学会総会ならびに学術講演会

会長挨拶

 このたび第63回日本心身医学会総会ならびに学術講演会を2022年6月25日26日に千葉県幕張メッセ国際会議場で開催させていただくことになりました。現時点(2021年10月3日)では、開催の形式は対面式を予定しております。

 本学会総会は、これまで国府台病院としては、第35回(平成6年 吾郷晋浩会長)第55回(平成26年 石川俊男会長)に続いて3回目の開催となります。今回のテーマは「心身医学の原点とこれからの使命」といたしました。日本では、格差社会、高齢化が進み、ストレスの増加が慢性的に進んでいましたが、グローバル化の盲点を突く新型コロナウイルスのパンデミックがはじまりました。これに対しては、ヒトの行動の変化とワクチンや薬物の開発に代表されるような、行動医学、予防医学、最先端の医学研究の重要性が明らかになってきました。それを、本質的に下支えするのは、「その病気の患者が、どんな種類の人間かを知ることの方が、その患者がどんな病気にかかっているかを知ることよりも大切である」(ヒポクラテス 460-377BC頃)の考え方、そしてそれを実践するための、傾聴・共感・共鳴による治療的な信頼関係であるのは言うまでもありません。

 本大会は、様々な分野から、会員の皆様と心身医学を再考する機会にしたいと考えております。講演会やシンポジウムではインド哲学からAIの研究まで幅広い内容を準備中です。可能であれば、懇親会にて、久々に皆様と一杯酌み交わしながら談笑できるようにしたいと願っております。 微力ではございますが、これからの心身医学に対するささやかな一石となる学術総会を目指して、準備に邁進して参りたいと存じます。スタッフ一同、先生方のご参加をお待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。


第63回日本心身医学会総会ならびに学術講演会
会長 河合 啓介(国際医療研究センター国府台病院心療内科)