第18回日本統合失調症学会

会長挨拶

第18回日本統合失調症学会
会長 沼田 周助
徳島大学大学院 医歯薬学研究部 精神医学分野

このたび第18回日本統合失調症学会を2024年4月13日(土)と14日(日)の両日に、徳島大学蔵本キャンパス大塚講堂において開催させていただくことになりました。第14回大会が北海道で開催(久住一郎大会長)されて以来の、久方ぶりの対面での開催を予定しております。

本学会は「研究者が学問を発展させる学会」と「当事者や支援者に貢献できる学会」の両立を目指す学会であり、大会においても研究者と当事者や家族との共同創造の重要性を掲げております。研究者・当事者・家族・支援者・医師など、多様な立場の方に多くご参加いただき、本大会が活発な交流の場になることを願っております。

大会テーマは「統合失調症の現在、そして未来へ」とさせていただきました。本大会のポスターや本ホームページの表紙は、徳島県の「奥祖谷二重かずら橋」で、「現在から未来への橋渡し」ならびに「明るい未来へのつながり」をイメージしております。この20年で統合失調症の病態解明はすすみ、複数の新しい治療薬が開発され、入院中心の医療から地域生活への移行がすすめられきましたが、医療者側・患者側からみても、治療の満足度は未だ決して高いとは言えない状況です。各シンポジウムにて統合失調症の診断や治療や支援や研究の現在点を発表していただき、参加者と将来にむけて前向きな意見交換や議論ができればと考えております。

尚、運営面では、前回大会同様、治療や回復のあり方について利益相反のある団体からなるべく支援を受けずに開催させていただきます。つきましては、大会当日のサービスは簡素となることをあらかじめご理解いただけますと幸いです。

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